こんにちは!今日は 「システムの信頼性評価」 について解説します。
コンピュータやシステムが「壊れにくいか」「長持ちするか」をどう測るのか?というテーマです。
この記事で分かること(目次)
1. 信頼性とは?
システムの信頼性(Reliability)とは、
👉「決められた時間、正しく動き続ける確率」
のことを指します。
例えば、家の冷蔵庫を思い浮かべてください。
- 1年の間に1回も壊れなければ信頼性が高い冷蔵庫
- すぐ壊れて修理ばかりなら信頼性が低い冷蔵庫
これと同じ考え方をコンピュータにも使うんです。
2. 信頼性評価の指標
(1) MTBF(平均故障間隔:Mean Time Between Failures)
👉 故障と故障のあいだの「平均の時間」
例:100時間動かして、2回壊れたら → MTBF = 50時間
例え:
「ブランコに順番で乗って遊ぶとき、ブランコのチェーンが壊れるまでの時間が長いと安心!」
(2) MTTR(平均修復時間:Mean Time To Repair)
👉 壊れたときに、直すまでの平均時間
例:修理に平均5時間かかるなら → MTTR = 5時間
例え:
「ブランコが壊れても、お父さんがすぐ直してくれるならまたすぐ遊べる!」
(3) 可用性(Availability)
👉 「使える時間の割合」
計算式:

例:MTBF = 100時間、MTTR = 5時間 → 可用性 ≈ 95.2%
例え:
「いつでも使えるブランコの割合」
- 長く壊れず、すぐ直せる → いつでも遊べる
- すぐ壊れて、直すのが遅い → 遊べない時間が長い
3. 過去問紹介
問題1
システムのMTBFが200時間、MTTRが10時間のとき、可用性を求めよ。
解答

👉 可用性は約95.2%
問題2
あるコンピュータシステムの可用性が99%である。1年間(= 365日 = 8760時間)に停止している時間は何時間か?
解答
停止時間 = 全時間 × (1 – 可用性)
= 8760 × (1 – 0.99)
= 8760 × 0.01 = 87.6時間
バスタブ曲線ってなに?
「バスタブ曲線」は、製品や装置の故障率の変化を表した図のことです:
- 初期故障期:最初はよく壊れる(高い)
- 偶発故障期:その後は安定して、ほとんど壊れない
- 摩耗故障期:使いすぎて壊れやすくなる(再び上昇)
お風呂の浴槽(バスタブ)の形に似ているから「バスタブ曲線」。

4. まとめ
- MTBF:壊れるまでの平均時間
- MTTR:直すのにかかる平均時間
- 可用性:使える時間の割合
幼稚園の例えで言うと、ブランコが「長持ちして」「壊れてもすぐ直る」なら、みんなずっと楽しく遊べる=信頼性が高いシステム!
