今回は 「障害が起きても壊れない仕組み」 について勉強します。
基本情報技術者試験でもよく問われるのは、以下の考え方です👇
- RAID
- フェールセーフ / フェールソフト / フールプルーフ
- フォールトトレランス / フォールトアボイダンス
この記事で分かること(目次)
🔹 RAID(レイド)
RAIDは ハードディスクを複数組み合わせて信頼性や速度を高める技術。
- RAID1(ミラーリング)
データを2台のディスクに同じ内容で保存。片方が壊れても大丈夫。
→ 例:お絵かきのノートを 同時に2冊に書く。1冊なくしても安心。 - RAID2~4(試験では特徴をざっくり)
- RAID2:誤り訂正用のビットを追加(実用性は低い)
- RAID3:バイト単位で分散、専用のパリティディスク
- RAID4:ブロック単位で分散、専用パリティディスク
(まとめて「RAID5が実用的でよく使われる」につながる知識)
🔹 フェールセーフ・フェールソフト・フールプルーフ
✅ フェールセーフ(Fail Safe)
壊れても安全を最優先。
→ 信号機が壊れたら「赤になる」ように設計。
✅ フェールソフト(Fail Soft)
壊れても一部機能で運転を続ける。
→ 飛行機のエンジンが1つ止まっても、残りで飛び続ける。
✅ フールプルーフ(Fool Proof)
人間のミスを防ぐ。
→ コンセントを逆向きには差せない形にする。
🔹 フォールトトレランス / フォールトアボイダンス
- フォールトトレランス(Fault Tolerance)
故障してもシステムが動き続ける能力。
→ 遊園地の観覧車に「予備のワイヤー」がついていて、切れても止まらない。 - フォールトアボイダンス(Fault Avoidance)
故障が起きないように設計段階で防ぐ。
→ 壊れにくい素材を選ぶ、定期メンテナンスを設計に組み込む。
🔹 幼稚園児的なたとえ
- RAID1:アイスを2つ買っておく。1つ落としてもまだ食べられる。
- フェールセーフ:すべり台の下にマットを敷いておく。転んでもケガしない。
- フェールソフト:三輪車のペダルが片方取れても、残りでなんとかこげる。
- フールプルーフ:ハサミの先が丸くて危なくない。
- フォールトトレランス:ブロックのタワーに補強をして、1本抜けても崩れない。
- フォールトアボイダンス:最初から倒れにくい形でタワーを作る。

🔹 過去問紹介
過去問①
問題
システム障害が発生したときに、安全性を最優先して動作を停止させる設計思想はどれか。
- フェールセーフ
- フェールソフト
- フォールトトレランス
- フールプルーフ
➡️ 正解:1(フェールセーフ)
過去問②
問題
ハードウェアの信頼性を高める手法のうち、同じ処理を複数の装置で同時に実行し、結果を照合して誤りを検出する方式はどれか。
- RAID1
- デュアルシステム
- デュプレックスシステム
- クラスタシステム
➡️ 正解:2(デュアルシステム)
🔹 まとめ
- RAIDは「データの安全や高速化」の仕組み
- フェールセーフ/ソフト/フールプルーフは「壊れたときの設計思想」
- フォールトトレランス/アボイダンスは「壊れる前と後、両方から守る」
