この記事で分かること(目次)
🔍 今日おすすめする用語:「スラッシング(thrashing)」
■ なぜ、これを今回学ぶか?
- 午前試験の**「コンピュータ構成要素」や「OS」分野**でよく出る
- 概念として理解しておけば、午後のトラブルシューティング問題にも役立つ
- 他の用語(仮想記憶・ページングなど)とのつながりも出てくる
■ 用語の意味
**スラッシング(thrashing)**とは:
主に仮想記憶を使っているときに、メモリ不足によりページング処理(ページの入れ替え)が頻発し、CPUの実行効率が極端に低下してしまう状態のこと。
■ ざっくりイメージ
PCで複数の重いアプリを開きすぎたら、やたらとカリカリとHDD(またはSSD)が動いて遅くなること、ありますよね?
あれが「スラッシングに近い状態」です。
CPUが実際の仕事をするよりも「ページの入れ替え」にばかり時間を取られてしまって、効率が落ちてしまうんです。
■ 過去問例(抜粋)
仮想記憶方式のコンピュータにおいて、スラッシングが発生すると、どのような問題が起こるか。
A. CPUの使用効率が高まる
B. ページングが頻発して処理能力が低下する
C. メモリの断片化が解消される
D. 入出力装置の故障が増える正解:B
今回は以上です。
せっかくのお休みだからとカラオケに出かけたので、ちょっと勉強がおろそかになってしまいました。なので、短めに。
その分、明日は2進数について学習します。