【Day7】スラッシング(thrashing)

投稿者: | 2025年6月16日

🔍 今日おすすめする用語:「スラッシング(thrashing)」


■ なぜ、これを今回学ぶか?

  • 午前試験の**「コンピュータ構成要素」や「OS」分野**でよく出る
  • 概念として理解しておけば、午後のトラブルシューティング問題にも役立つ
  • 他の用語(仮想記憶・ページングなど)とのつながりも出てくる

■ 用語の意味

**スラッシング(thrashing)**とは:

主に仮想記憶を使っているときに、メモリ不足によりページング処理(ページの入れ替え)が頻発し、CPUの実行効率が極端に低下してしまう状態のこと。


■ ざっくりイメージ

PCで複数の重いアプリを開きすぎたら、やたらとカリカリとHDD(またはSSD)が動いて遅くなること、ありますよね?
あれが「スラッシングに近い状態」です。

CPUが実際の仕事をするよりも「ページの入れ替え」にばかり時間を取られてしまって、効率が落ちてしまうんです。


■ 過去問例(抜粋)

仮想記憶方式のコンピュータにおいて、スラッシングが発生すると、どのような問題が起こるか。

A. CPUの使用効率が高まる
B. ページングが頻発して処理能力が低下する
C. メモリの断片化が解消される
D. 入出力装置の故障が増える