【Day15】「確率・統計」って意外と身近!

投稿者: | 2025年7月25日

🔢 確率と統計ってどんな分野?

  • 確率:起こるかもしれないことの“可能性”を数字で表す
     → 例)サイコロで「1」が出る確率は 1/6
  • 統計:たくさんのデータを分析して“傾向”をつかむ
     → 例)クラスの平均点、中央値、分散など

📊 なぜITや情報処理で必要?

  • システムの信頼性(エラーが起きる確率)
  • 機械学習・AI(統計データの分析)
  • アンケート分析やアクセス解析(統計処理)

たとえば、次のような試験問題でも出てきます👇


📘 基本情報技術者試験の過去問より(例)

問題(令和4年度 春 午前)
ある商品に対するアンケートで、次のような回答があった。
・「満足」と答えた人:80人
・「どちらでもない」:50人
・「不満」:70人
このとき、「満足」または「不満」と答えた人の割合は何%か?

✅ 解き方:

満足または不満 = 80人 + 70人 = 150人
全体 = 80 + 50 + 70 = 200人
割合 = 150 ÷ 200 = 0.75(=75%)

答え:75%


🎲 もうひとつ:確率の基本問題

問題(令和3年度 春 午前)
袋の中に、赤玉3個、白玉2個、青玉1個がある。この袋から無作為に1個取り出すとき、赤玉または白玉が出る確率は?

✅ 解き方:

赤3個 + 白2個 = 5個
全体は 3 + 2 + 1 = 6個
確率は 5 ÷ 6 = 5/6

答え:5/6


📌 よく出る統計用語もチェック!

用語意味
平均値全部足して個数で割る(例:テスト平均)
中央値小さい順に並べたときの真ん中の値
最頻値一番よく出る値(モード)
分散データのバラつきの度合い
標準偏差分散の平方根(バラつきの“平均距離”)

これらも、過去問にしょっちゅう出てきます!


✏️ まとめ

  • 確率・統計は、AI・セキュリティ・品質管理など幅広く使われる分野
  • 数学的だけど、「割合」「平均」「偏差」など、意外と身近
  • 過去問を通じて「慣れ」るのが合格への近道!