この記事で分かること(目次)
🔢 確率と統計ってどんな分野?
- 確率:起こるかもしれないことの“可能性”を数字で表す
→ 例)サイコロで「1」が出る確率は 1/6 - 統計:たくさんのデータを分析して“傾向”をつかむ
→ 例)クラスの平均点、中央値、分散など
📊 なぜITや情報処理で必要?
- システムの信頼性(エラーが起きる確率)
- 機械学習・AI(統計データの分析)
- アンケート分析やアクセス解析(統計処理)
たとえば、次のような試験問題でも出てきます👇
📘 基本情報技術者試験の過去問より(例)
問題(令和4年度 春 午前)
ある商品に対するアンケートで、次のような回答があった。
・「満足」と答えた人:80人
・「どちらでもない」:50人
・「不満」:70人
このとき、「満足」または「不満」と答えた人の割合は何%か?
✅ 解き方:
満足または不満 = 80人 + 70人 = 150人
全体 = 80 + 50 + 70 = 200人
割合 = 150 ÷ 200 = 0.75(=75%)
答え:75%
🎲 もうひとつ:確率の基本問題
問題(令和3年度 春 午前)
袋の中に、赤玉3個、白玉2個、青玉1個がある。この袋から無作為に1個取り出すとき、赤玉または白玉が出る確率は?
✅ 解き方:
赤3個 + 白2個 = 5個
全体は 3 + 2 + 1 = 6個
確率は 5 ÷ 6 = 5/6
答え:5/6
📌 よく出る統計用語もチェック!
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 平均値 | 全部足して個数で割る(例:テスト平均) |
| 中央値 | 小さい順に並べたときの真ん中の値 |
| 最頻値 | 一番よく出る値(モード) |
| 分散 | データのバラつきの度合い |
| 標準偏差 | 分散の平方根(バラつきの“平均距離”) |
これらも、過去問にしょっちゅう出てきます!
✏️ まとめ
- 確率・統計は、AI・セキュリティ・品質管理など幅広く使われる分野
- 数学的だけど、「割合」「平均」「偏差」など、意外と身近
- 過去問を通じて「慣れ」るのが合格への近道!
